kanayuni レストラン カナユニ 港区元赤坂1-1中井ビルB1F :03-3404-4776 OPEN 月〜金 18:00〜2:30am、土 18:00〜23:00 日曜休。
★愛読している「グルマンモモの美食生活」さんが紹介していた赤坂のレストラン【レストラン カナユニ】。そこには「創業40年」、「三島由紀夫が愛したオニオングラタンスープ」、「自家製サングリア」、「じいやのサービス」・・・などのソソられる文章が躍り、さらに店名の由来が「かなりユニークだからカナユニ」という部分で、(しゃれですか?)もうたまらん状態になり、同じく「じいや」好きであろうと思われる【めし日記】さんを誘って行ってきました。場所はサントリー本社の裏手です。

まず二人で入り口を見て、ビビる大木。いちげんを寄せつけない、中が全くみえない木のドア。知らなかったら絶対に入らない店。 「カリブの海賊」セット風?(イメージが貧困でスマぬ) 意を決してドアをあけると、階段が地下に続き、賑やかな声が。降りてみると・・・
kanayuni2kanayuni320秒後はなじんてしまう、レトロスペクティブな空間でした。まず絶対食べようと思っていた「オニオングラタンスープ」と「タルタルステーキ」をお願いする。

三島由紀夫「世界のスープの中で、ブイヤベースと並んで、この最も香気溢れるスープをカナユニと云うレストランでは、確かに大切に扱っているようだ。ディナータイムのコースの1部として、これを選ぶ人。夜会のあとなどにオニオングラタンとガーリックのパン、それにブドー酒などを楽しむ人。それらの人々の気持ちを、この店では心憎いほどあざやかに演出してくれる」評したスープです。

そのほか季節のお勧めの「厚岸の焼き牡蠣」に「リドヴォーのサラダ」をオーダー。生牡蠣というチョイスもあったけど、生肉を食べるので、焼きにしました♪ リドヴォーとは子牛の”胸腺肉”だそうで、びっくりするほど柔らかい。飲み物はサングリアが4人前からだったので、めしさんが「キール」、私は腰砕けの「ペリエ」。ワインとか飲めたらかっこいいのに(^▽^;) ちなみに「キール」も「サングリア」も日本で始めて出したのはこの店だそう。ついでに言えば「ボジョレーヌーヴォー」も「エスプレッソ」もこの店が日本初。 初めて物語が、たくさんある由緒正しきレストラン。サービスは、おヒョイさんを思わせるジェントルな紳士。私たちのような一見の客にも優しい。そして動きがスマートで、カッコイイ。
kanayuni4kanayuni5kanayuni6さて期待の「オニオングラタンスープ」、自分でも作るけど、これほど深い味わいは出ない。もっと寒い日だったら、体の心まで温まっただろう。たまらんです。そしてメインの「タルタルステーキ」は、卵を載せた生肉を、シーズニングと一緒に運んできて、テーブルのわきでミックスしてくれます。出来上がった「タルタルステーキ」は、こんがりとトーストした薄いパンに乗せて食べますが、これがもう好きにして!って言うぐらいの旨さ。甘いです。思わず『ミスタービーン』のエピソードを思い出して笑いそうになるが、すぐに忘れて、無言ではぐはぐ。多くの方が絶賛する気持ちが十分にわかります。
kanayuni7kanayuni8そしてココに来たら ぜひ食べねばというデザート「クレープシュゼット」。時間がかかりますが・・・ということでしたが、それもそのはず、テーブルの脇で、グラニュー糖をカラメルにするところから、ソースを作り、オレンジジュースをいれ、皮も入れ、サービスの方が、ずっと付きっ切りでソースを作ります。いい香りが立ち上った頃、クレープが入り、オレンジのソースを、再びじっくりからめます。十分煮込んだクレープに、ヴァニラアイスクリームを包み、やっとテーブルへ。これがまたうまーー(・∀・) お代わりしたいほどでしたよぉ。素晴らしすぎ。店には、ジャズのバンドも入り、音楽とおいしい料理を楽しむというスタイルが、60年代から代わらず続いての、40周年なのでしょう。プライドを持って「サパークラブ」と銘打っているお店の心意気を感じると共に、大人なレストランに行けたなー、という感慨も深し。しみじみ。
kanayuni9kanayuni10帰ってから味を思い出していると、大昔、アンカレッジ経由の大韓航空で初めてパリに行ったときを思い出した。アンカレッジの給油タイムに、なぜかうどんを食うという(けっこううまかった)後にも先にも一度きりの体験もし、20時間のフライトを経て、極寒の一月のパリに着いたとき、最初に食べたのが「オニオングラタンスープ」であり、翌日食べたのは「タルタルステーキ」。そのときもなんて美味しいんだろう! と思ったけど、その思い出抜きにしても【カナユニ】の味のほうが、ずっと美味しい気がしました。 そうそう、HPにあるメニューが楽しいので、じっくり読んでく下さいね♪

カナユニ